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インターハイ予選③vs磐田西 3-0○ (4月23日)

先の学芸戦では、接戦を何とかモノにすることが出来ましたが、分析(反省)を進めていく中で、大きな課題が見つかりました。
学芸戦での決定機数は、新居が10回、学芸が4回でした。決定機の数だけでいえば、相手の倍以上ですが、時間帯に着目すると課題は一目瞭然でした。

以下チーム別決定機時間帯
新居 14分、17分、29分、37分、40+1分、43分、44分、46分、67分、68分
学芸 70分、72分、73分、80+5分

価値ある先制点という意味で、最初の決定機をモノに出来たのは収穫ですが、キックオフから70分までの間に、10回もの決定機を作りながら、1点(10%)しか奪えなかったという事実がありました。逆に、相手は70分以降のラスト10分で4回決定機を作り出しており、引き分け、負けていてもおかしくなかったことが読み取れます。ゲームをコントロールすることができていた70分間で相手を仕留めることができなかったこと、勝っている状況での試合の終わらせ方に課題が見えました。

ということで、今週は、「得点」するためのフィニッシュの要素に重きを置いた準備を考えていました。

ところが、2連勝し、決勝トーナメント行きを決めて隙ができたのか、今まで大切にしてきた規律の部分(グランド準備の質、時間など)に緩みが見られました。したがって、計画していたものの半分以上が変更となってしまいましたが、経験上(他のチームは知りませんが)、ここが崩れてしまうと試合どころではなくなってしまうことはわかっていたので、時間をかけました。

ビルドアップにこだわりを持ち、GKからボールを大切に保持し、動かしてくる磐田西に対して、前線からのアグレッシブな守備とシンプルなサイド攻撃が特長の新居。スタイルの噛み合わせとしては、新居に分があるのは過去の対戦からも明らかでした。昨年度のインターハイ予選で対戦したときも、新居のハイプレスを相手が嫌がり、ビルドアップを放棄して、シンプルにロングボールを放り込むなど、もがき苦しんでいるように見えたからです。

いざ試合が始まると、芝生のグランドということもあってか、定番のビルドアップにこだわったスタイルで勝負をしてきました。こちらの2トップと中盤の意思疎通が乱れたタイミングを逃さずに、テンポの良いパス回しでチャンスを伺っているようでしたが、プレスバックと最終ラインの踏ん張りで、何とか致命的な侵入、突破を許しませんでした。こちらもハイプレスで相手のミスを誘い、高い位置からショートカウンターを仕掛けますが、相手も攻守の切り替え、バランスのとれた配置にこだわっており、思うようにフィニッシュまでいけませんでした。13分のCKが直接決まり、先制しましたが、決定機数は新居2回、磐田西0回と互いにとても慎重で硬い前半となりました。

後半に入ると、1年生2トップに疲れが見えたため、予定よりも早めの交代で上級生を投入し、守備意識の活性化を試みます。すると交代後間もない51分、粘り強く、強度の高いプレッシングから相手のミスを誘い、敵陣PA付近でパスカット。そのまま追加点となる2点目を叩き込みます。交代して入った上級生2人の力で叩き込んだ1点にチームが勢いづきました。続けて16分には、敵陣からショートカウンターを発動し、スピーディーなサイド突破から、ダメ押しの3点目を奪うことに成功しました。その後も決定機を作りますが、このまま試合終了。3-0での勝利となりました。

予選リーグは3戦全勝で首位通過を決めましたが、ここからが本番です。
応援よろしくお願いします。

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