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【TOP】YL①vs浜松工業 2-3⚫️ (6月10日)

インターハイでは、赴任して初の決勝T進出を果たすことができました。予選リーグで3戦全勝(9得点無失点)と内容、結果についても申し分ありませんでした。しかし、決勝T1回戦vs小笠戦では、先制点を奪いながらも、ゲームをコントロールすることができず敗戦となり、目標としていた県大会出場は達成できませんでした。メンタル面をはじめ、様々な要素での課題が明確になりました。

そこからリーグ戦の開幕に向けて「県Cリーグ昇格」という目標を掲げ、再始動しました。インターハイでの大きな課題は、「双方向のコミュニケーション」でした。具体的には、攻撃でいえばボールの出し手と受け手、守備でいえば1stDF、2ndDFです。この1ヶ月間は、互いに声に出して要求するということを軸にトレーニングを重ねました。

今回の開幕戦の相手は浜松工業です。浜松工業は、昨年まで県リーグ(Cリーグ)に所属していましたが、不運な玉突きによる降格で、今年度は、西部1部リーグが主戦場となっています。しかし、近年、諸大会で結果を残しているチームのひとつであることに変わりはなく、選手権ベスト16など輝かしい戦績を誇っています。また、監督の鈴木崇記先生は、高校の1つ上の先輩であるだけでなく、私の前の新居高校監督でもあるので、さまざまな意味で、恩返しができたらと考えていました。

新人戦後の2月中旬にTRM(30分のみ)をした際には、30分で決定機が新居2回、浜松工業10回(0−1で敗戦)と点差こそ開きませんでしたが、圧倒的な差を見せつけられました。個の力はもちろんですが、組織的な攻撃も魅力が満載で、ボールを大切にというコンセプトが滲み出ていました。
そのような浜松工業戦に向けては、大枠である攻守におけるコミュニケーションをより具体化し、ある程度ボールを持って試合をコントロールできるように、ポゼッションの部分とゴール前の攻守の部分に絞って準備をしました。

いざ試合が始まると、シンプルな攻撃でリズムを作ります。試合が落ち着く前の開始2分間で、決定機を2回作るなど、立ち上がりとしては、抜群の出来を見せます。すると迎えた14分、敵陣深くのサイドでFKを獲得すると、混戦から先制点が生まれます。インターハイでの経験から、ピッチの内外で様々な発信、受信をしている様子が見られるなど、成長した姿を見せてくれました。しかし、給水タイム直前の20分にCKから失点。1−1の同点となります。このままズルズル行くかと思われましたが、再び盛り返し、主導権を再び握ります。迎えた33分、自陣深くから攻撃を開始。クリアボールから一つ、二つとワンタッチで繋ぎ、敵陣PAに侵入。そのまま素晴らしいシュートが逆サイドネットに決まります。ところが前半終了間際の37分にサイドを突破されクロス、打点の高いヘディングシュートが決まり、2−2で前半を折り返すことになりました。決定機 新居7回、浜松工業4回。
ハーフタイムでは、追いつかれてショックを受けているというよりも、格上相手にも十分にやれているという自信が表情にも表れていました。

迎えた後半開始直後、GKの不用意なミスからCKを献上、その流れから失点。あっという間に逆転されてしまいました。さすがにズルズルといってしまいそうな状況でしたが、ここでもなんとか踏ん張り、最後まで諦めませんでした。しかし、2−3で終了のホイッスル。

立ち上がりからの集中力、劣勢になってからの姿勢など、頼もしい部分もたくさん見られ、成長を実感できましたが、一方で、簡単なミスで、相手に主導権を渡してしまう場面も多く見られました。失点の場面も、全てプレゼントゴールといっても過言ではありません。もっと一つひとつのプレーに集中して、こだわりや責任をもっていれば、絶対起きないような失点でした。結局、決定機の数ではこちらが上回った(新居10回、浜松工業9回)ので、悔しさは倍増です。

昨年までは、一つのミスが失点に直結しないタダのミスですみましたが、今年は、それが致命的なミスになり、失点につながってしまうことを肌で感じることができました。
選手自身が感じて、これから様々なところに変化がでてくることを期待します。

次戦は、6月17日(土)聖隷2戦です。応援よろしくお願いします。

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